『海外に行くときは日本のことを勉強していこう。自分の国のことを知らないとバカにされるから』
こんなことを聞いたことはありませんか?
まずは自分の国のことを知るのが最初。それが真の国際人であり、外国人とコミュニケーションをとるときの基本というようなことです。
この前、『これって本当ですか?』というような質問を受けたのですが、私は本当だと思います。
外国人といっても、色々いますので一概には言えませんが、教養の高い人、社会一般的に出来ると言われる人ほど、自分の国のこと文化のことについて詳しいものです。
そうなると、日本人も日本のことを勉強しようという結論になるのですが、それだとありきたりで、わざわざメルマガで取り上げることもありません。
私がお伝えしたいのは、勉強すべきなんだけど、でも今すぐでなくてもいいかもしれないですよということです。
私は昔、やはりこういったことを聞いて、日本文化のことを勉強しようと思ったことがあります。留学前の時期でした。しかし、どうしても当時は興味が持てず、憂鬱でした。そんな状態ですから、内容を理解することなど出来ません。
本を読めば、知識を暗記することは出来ますが、そんなものは何の役にもたちません。外国人にうわべだけの知識を伝えても、退屈させるだけです。結果的に当時はダメでした。
ただ、それから数年後、だんだん日本のことに自然に興味を持つようになり、今では少しは人と話せるようになりました。(それでも、まだまだですが・・・)
興味を持って接しているので吸収も早いですし、一応自分なりの感想や意見も持つようになります。
外国人が好きなのは、この『自分の意見』を交換するということです。日本人も一緒ですが、こういう話のほうが楽しいですよね。
そういった経緯があって、今は少しマシになりました。こんな経験があるので、興味のないことは無理して覚えなくてもいいのではと考えています。
本当に必要なことであれば、体が勝手に覚えようとします。興味がわかないというのは、ある意味自分に必要ないからです。
留学時代も、日本のことは話せない変わりに、妙にほかの国のことには興味があったので、色々な質問をすると喜んでくれて、それをきっかけにコミュニケーションが取れました。
『○○しなければダメ』という『have to』って、実際にはなかなかないものです。嫌なものは嫌でいいと思います。そのうち、勝手に好きになることもあるので、そこが勉強するタイミングなのではと思います。