あなたは英語をどのくらい勉強していますか?
5年、10年、20年・・・・
短い人でも数年間は英語と付き合っているのではないでしょうか?
まず、認識して頂きたいのは数年という年月は、かなりの時間になるということです。英語の場合、話せるようになるまで10年ぐらい平気でかかりますので、数年間程度では、満足できるだけのレベルには到達していないかもしれません。
ですから、数年間程度ではたいしたことないと思いがちですが、何かひとつのことを数年間続けているというのはスゴイことです。中学、高校は3年ですし、大学だって4年です。
会社であっても、数年で天職することが珍しくない時代です。
生活するために、お金を稼ぐためにとても重要な仕事だって数年で辞めてしまうようなサイクルの中で生きているのに話せなくてもどうにかなるような英語を長い間続けていられる理由は何なのでしょうか?
日本にいるかぎり、英語ができなくても、それほど困るわけではありません。それなのに、何年間も続けていられるのは、なぜでしょうか?
あなたが数年間も英語を勉強しているというのであれば、間違いなく、それには深い理由があるはずです。
例えば子供の頃、何気なくテレビでアメリカ人の生活ぶりを知って、その姿に憧れたとか、たまたま読んだ本の舞台がオーストラリアで、どんな国なのか、想像しただけでワクワクしたとか・・・
何かあるはずです。数年間、ひとつのことを続けるというのは、大変なことです。かなりのモチベーションを必要とします。
それだけに、続けられる人は、それだけの理由が必ずあるはずです。もしかしたら、自分でも忘れているかもしれませんが、必ずあります。そうでなければ、続けることはできないからです。
今日のコラムでお伝えしたいことは、その理由を思い出してみませんか?ということです。
何かをやり遂げるには、それだけのモチベーションを必要とします。ところが、英語の勉強を続けているあなたの場合、それを既に持っているということです。
そのモチベーションのもとになっているものをはっきり認識すればするほど、さらにエネルギーが沸いてきます。
ですから、時々『なんで、私は英語を勉強しているのだろう?』と自問することは、原点を確認する意味でとても大切です。
その理由をあらためて思い出すだけでも、意欲が違ってきます。また、その理由を人に話をすることも効果的です。それだけでもヤル気がアップしますし、また話をしているうちに、違うことに気づくかもしれません。
ヤル気が重要ということは誰もが理解していることだと思います。しかしながら、ヤル気というのは無理にひねり出そうとしても出てくるものではありません。自分に無理強いしてもダメです。
ヤル気を出すには、それだけのキチンとした理由が必要です。しかし、あなたの場合、既にその理由はあります。何年間も勉強を続けていることが、その証拠です。
たまには、そのヤル気のもとを思い出してみましょう。それだけで、気持ちが変わってくるはずです。