自宅やカフェなど、自分が好きな場所で格安で受講できるマンツーマン英会話レッスンの専門スクールが増えてきました。

 

少し前までは、英会話レッスンと言えば、グループレッスンが主流でマンツーマンレッスンは、より濃いレッスンを受けたいと人向けのオプションでした。

 

そのため、レッスン料金が高額(1万円前後)でしたが、そこに登場したのがカフェスタイルのマンツーマンレッスン専門スクールです。

 

固定教室を持たないため、運営コストがかからず、その分、レッスン料金が安くなっています。今では60分のレッスンで3000円前後という相場になっています。大手英会話スクールのグループレッスン1回分と、それほど大差がありません。

 

この手のスクールが登場した当初は、予約がとりにくい、講師が頻繁に変わる、レッスンの内容がお粗末といったサービス内容の悪さに不満を感じる声が多かったのですが、今ではかなり改善されてきたようです。

 

スクールの数も増えて競争が激しくなっていることもあり、質はどんどん良くなっていると思って間違いありません。
ですから、英会話学習の選択肢として、検討の余地はアリです。

 

ただし、何事にも向き・不向きがあるように、学習目的によってマンツーマンレッスンの有効度は変わってきます。

 

基本的に、こういったレッスンが向いているのは、下記のようなスキルを伸ばしたいときです。

 

  • 会話能力(英語を使う実践能力)
  • 発音
  • 日常会話表現
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    英会話レッスンですから、スピーキングのスキルを伸ばしやすいことは当然ですが、あとは講師にチェックしてもらうことで、発音は身につけやすいです。

     

    キチンとした発音ができるようになれば、それはリスニングスキルの向上にもつながります。
    一方、知識を増やすということに関しては、マンツーマンレッスンは(というより英会話レッスン)は向いていません。

     

    語彙力をつけたり、文法知識を身につけたいということであれば、自宅で独学のほうが効果的です。自分一人では無理なので、スクールで教わりたいというのであれば、学校の授業のような形式で教わることができるような学習塾のようなスクールに通うべきです。

     

    こういった形式であれば、大手スクールのほうが得意ですし、それよりも、町にある個人教室のほうが、基本知識を教えることには長けていたりします。

     

    マンツーマンレッスンの最大のメリットは、英語で話す機会を持てること。ただし、英語を話すには、その土台となる知識が必要であり、それはマンツーマンレッスンとは別に勉強しなければいけません。

     

    この点だけ意識しておけば、レッスンを受けたけど、役に立たなかったということは防げるでしょう。