上記の理念を達成するための秘訣として、このHPでは三つのポイントに重点を置いています。
- 適切な学習方法
- モチベーション
- セルフ・イメージ
これは私と友人であるまさあき、二人の今までの経験から導き出されました。挫折を経験しながらもそれを乗り越えた私と乗り越えられなかったまさあき、この二人の違いに着目した結果です。
適切な学習方法
これは主に私の経験がベースとなっています。私が英語を本格的に勉強し始めたのが20歳の頃、それなりに話せるようになったのがその五年後です。しかし、24歳過ぎぐらいまでは全く英語をしゃべれませんでした。
TOEIC800、TOEFL590とテストではハイスコアをマークしましたが、話すこと、聞くことは全くできませんでした。ところが、英語の学習方法を変えたら、数ヶ月後には話せるようになっていました。これは決して偶然ではありません。
また、元々それなりに地力があったのではと考える人もいるかもしれませんが、これは違います。その証拠に英語初心者であるまさあきもこの方法で成果をあげています。また、私も第二外国語として、フランス語やスペイン語を覚えようとしたとき、この方法で効果を実感しました。
それだけ、学習方法は重要だということです。学習方法については別のページでゆっくりお話します。ちなみに私はフランス語やスペイン語の学習には挫折しました。その理由が第二のポイントであるモチベーションです。
モチベーション
英語をマスターするには時間が必要です。それも、何ヶ月、何年といった単位での時間ですからモチベーション(やる気)を保つのがとても重要なポイントとなります。途中で英語の勉強を投げ出したという人の大半が「やる気をなくした」「やる気を出せなかった」ということにつきると思います。それだけ重要なのです。
私の実体験をお話します。第Ⅱ外国後としてフランス語をマスターしようとしたときの話です。
ちょっと考えてみてください。日本人がゼロから英語を勉強するのと、アメリカ人がゼロからフランス語を勉強するのと、どちらが簡単でしょうか?答えは後者です。
英語とフランス語は似た部分が多いですから、片方をマスターしていればもう一方を学習するのは、そう難しくはないと思います。
ところが私の場合、英語をマスターすることは出来ても、フランス語では失敗しました。不思議ですね。より難しいはずの英語は○で優しいはずのフランス語は×なんて。その理由がモチベーションです。英語については絶対にものにするという強固な意思がありました。
それはアメリカに行くという明確な目標があったからです。単純にアメリカという国に行ってみたい、外国で暮らしてみたいというだけでしたが、本人にとっては本気でした。だから、何があっても英語をマスターするぞというモチベーションがありました。
一方、フランス語の場合、明確な目標はありませんでした。なんとなく話せたらカッコイイかなぐらいでした。フランス語を話す必要性は全く感じていませんでした。だから、いつの間にかやる気がなくなり、止めてしまっていたのです。
この例は「いかにモチベーションの有無が重要であるか」ということ、また「モチベーションを生むのは目的意識」ということを示しています。まずは明確な目標を持ちましょう。
次にやる気アップの方法ですが、その前にやる気というものについて、少しお話をします。やる気というのは一度出せばずっと続くという便利なものではありません。どれだけエネルギーの大きなやる気でも徐々に磨り減り、いつか無くなってしまう消耗品です。定期的に補給をしなければいけません。
分かりやすくいえば、車のガソリンのようなものです。どれだけいい車でもガソリンがなければ全く動かないように、あなたがどれだけ能力があっても、やる気がなければその能力を発揮することは出来ません。ガス欠になる前に給油をするように、やる気がなくなる前にやる気を充填するようにしましょう。
また、車とガソリンの例でいえば、ガソリンが満タンでも車そのものの調子が悪ければ、持っているものを全て発揮することは出来ません。車でもエンジンの調子が悪かったりすれば、効率が悪くなり、燃費も落ちます。それと同じように、体や心の調子が悪ければ、非効率的にやる気を消費することとなってしまいます。
具体的にはどんなにやる気を出そうとしてもダメというようなときがそうなのですが、そういったときはたいてい、体調が落ちていたり、ストレスで心が疲れきっていたりしています。こういうときはリラックスするなりして、自分のメンテナンスをしましょう。
このHPでは心や体のメンテナンスを含めて様々な状況でのモチベーションアップの方法を紹介していきます。
セルフ・イメージ
最後になりますが、明確な目標を持ち、モチベーション管理も十分な二人の人間がいたとしても、結果が違ってくるときがあります。それを左右するのがセルフ・イメージです。
ここでちょっと私の自慢話を聞いてください。私が本格的に英語の勉強を始めたとき、語学力はTOIECで450ぐらいでした。英検で2級程度でしょうか。たいしたことありませんね。大学の受験勉強を通じて身につけた、学生としてごく平均的なレベルだったと思います。
その程度だったのですが、一年後ぐらいにはアメリカに行きたいと考えた私は、一日5~6時間、多いときには15時間ぐらい勉強をします。その甲斐あって、一年後にはTOEIC800、TOEFL590というスコアをとれるまでになりました。
この話を聞いてあなたはどう思ったでしょうか?これだけの時間を割くことが出来る人は殆どいないと思います。特に勤めている人は一日一時間が精一杯かもしれません。30分だけかもしれません。でも、あえて聞きます。あなたはどう思いますか?
「自分には無理」と思いますか?それとも、「そこまでは出来ないとしても、自分のペースでこつこつやれば、何時かは必ずマスターできる」と思いますか?
最終的に英語をマスターできるのは後者のほうです。また、後者のほうが同じ学習をしても、実力の伸び方は上です。自分は出来ると思っているからです。自分に自信を持っているからです。
これが、セルフ・イメージの力です。自分を肯定的にみている人は否定的に見ている人と比較して、遥かに多くのことを達成することが出来ます。英語の勉強についてもそうです。目標を持ち、自分は必ずその目標を達成できると強く思うことです。これが、学習の過程で大きな力となってきます。
そうはいってもなかなか、自分を肯定的にみることができないという人も多いと思います。特に英語の学習の場合、過去に失敗した経験を持つ人は「また、失敗を繰り返すのでは」と思ってしまうものです。この点についても効果的な方法を紹介していきます。