高額なお金を払い、英会話スクールに通ったのに、サッパリ上達しなかった。よく耳にする話ですが、決して誰もがうまくいかないわけではありません。
英会話スクールを活用して、語学力アップに結びつけた人もたくさんいます。その反面、結果的に失敗に終わる人も少なくないのも事実です。
なぜ、うまくいく人とうまくいかない人に分かれるのか?
スクールに通うことで実力を伸ばすことが出来る人の特徴をまとめてみました。
英会話スクールをうまく活用出来る人の特徴
1. 英会話の基礎が身に付いている
語学力がゼロの状態で英会話スクールのレッスンを受けても、何が何だか分からないはずです。『ハロー』、『グッバイ!』といった挨拶ぐらいだったら理解出来ると思いますが、そんな会話だけをしても意味はありません。少なくても中学レベルの語学力は身につけておきたいところです。
2. 積極性がある
どんどん自分から英語で話かけられる人は上達のスピードも速いものです。英語を口にしなければスピーキングは向上しません。学校であれば間違ったことを言ったり、誤って失礼な言い回をしても許してもらえます。積極的に自分から話しかけるようにしましょう。
3. 目的意識がはっきりしている
なぜ、英語を学ぶのかという目的意識がはっきりしている人は、学ぶ姿勢も意欲的なので、結果的に英会話スクールのレッスンを受けることで上達します。逆に、なんとなく勉強しているという目的意識が曖昧な人は、途中で挫折してしまうものです。
しっかりとした目的意識を持つことは極めて重要です。1年以内にTOEICのスコアを600にする。半年後、アメリカに旅行に行った時に、レストランで英語で注文できるようになるといったような期限や具体的な数値が入った目標にすると、さらにGOODです。
4. 自宅でも勉強している
英語の勉強というのは、独学が基本です。スクールのレッスンというのは、1回50分程度。それを週1回、2回というレベルでは、そもそも学習量が足りません。
また、文法知識や語彙力(ボキャブラリー)、発音といった、英語を身につけるうえで大切な知識のなかで、レッスンではカバーしていないものもたくさんあります。こういった知識は自分で勉強するしかありません。
どちらかといえば、独学を基本として、会話力を磨くための場としてレッスンを利用するといったぐらいの姿勢のほうが正解です。
5. 定期的に通っている
いつでも好きな時に自分のペースで学べるということをウリにしている、英会話スクールは多いのですが、学習ペースが不定期では上達しません。毎週月曜日の夜21:00から1時間というふうに、固定化したほうがいいです。最低限、1週間2回はレッスンを受けるといったノルマは設けて、必ず守るようにすべきです。
6. 細かいことを気にしない
『この言い方って、文法的に合っている?』といった細かい部分を気にする人は、うまくいかないものです。レッスンの場では、相手に理解してもらえれば、片言でも何でもいいという姿勢で取り組む人のほうが上達します。何度も口にしていけば、自然に正しい言い方が身に付きます。とにかく会話の量にこだわりましょう。
7. 間違いを恐れずに話をすることができる
?完璧な英語を話そうとすると、口が止まってしまいます。間違いを気にする人は、口数が少なくなり、結果的に上達の伸びが遅くなります。6とかぶりますが、とにかく英会話は量稽古と思い、どんどん口にすることです。
まとめ:こんな人が英会話スクールを利用すべき
英会話スクールに通って、うまくいく人の特徴というのは、大きくわけて3つの要素に分かれます。
目的意識がしっかりしている、独学でも勉強している、積極的であるという3つの要素です。
逆にいえば、これらの要素で欠けていることがある人は、そこを改善しないと英会話スクールに通ってもダメということです。自分は向いている・向いていないという判断で終わるのではなく、こんなふうになって活用できる人間になろうと努力することを心がけてください。