先日、知人経由で、8ヶ国語を話す人の外国語習得法を教えてもらいました。その方はドイツの方なのですが、語学マニアのような人物で日本語や中国語など東洋の言語を含めて、それだけの数の言葉を流暢に扱えるそうです。

 

ヨーロッパの人だと、言葉が似ているため二ヶ国語ぐらいを話す人はたくさんいますが、日本語や中国語のような全く系統の違う言語を含めて8ヶ国語を話す人は、そうはいません。

 

そんな人が実行している勉強法ということで、強い興味を持ったのですが、聞いてみると単純なことで、ひたすら本を読んでいるだけなのだそうです。読むのも、その国の新聞や小説などで、日本人が英語を勉強するのと一緒です。

 

違うとすれば徹底の度合いです。毎日新聞を隅から隅まで読むそうです。それをひたすら続ける。それだけということでした。

 

特に音読するとか、書き写すとか、特殊なことはしなくても、ただ普通に読むということで問題ないようです。(もちろん、音読や書き写しも役立ちます。)

 

英語を勉強している人だと、リスニングと比較してリーディングのほうが得意、やりやすいという人のほうが多いと思うので、その点は日本人向きかなと思います。

 

何事も最近実感していることですが、語学の習得度合いというのは、その言葉と接している時間の量に比例します。

 

朝から晩まで接していれば、どんなやりかたであっても上達は速いですし、逆にアメリカにいても、日本人とばかり接しているのであれば、結局英語と接する時間は少ないので、たいして上達しません。

 

忙しい生活の中では、それほど多くの時間は割けないかもしれませんが、できるだけ多くの時間、英語と接するようにする。これが語学学習の基本だと改めて実感しました。