北岡 泰典 (著)
1500円(税込)
著者は日本におけるNLPの第一人者。
http://www.kitaokataiten.com/
著者のサイトを見てみると分かりますが、理論的な思考パターンと直観やイメージを重視する思考パターンを組み合わせることが脳の機能を最大限に活かすことという考えを持たれている方です。
それを反映してか、この本の内容も、理屈で覚えると同時に、実践を重ねることが大切ということで一貫しています。
文法のような言葉の基本ルールを理屈で覚えて、あとは実際にネイティブと会話をして、経験値を増やしましょうということです。単純なことなのですが、言葉を覚える方法としては理に適っています。
英語そのものよりも、脳や心の働きに比重がおかれているため、アマゾンをみると低い評価をしている人が多いようなのですが、内容そのものはとてもいいと思います。
ただ、内容がちょっと難しいこと、文章が理解しづらいことから、気軽に読むというわけにはいかず、好き嫌いが分かれそうです。私にとっては、ちょっと苦手なタイプの本でした。
英語の勉強法を知りたいという人にとっては、もっと簡単に読める分かりやすい本がたくさんありますので、そういったものを手にするほうが速いと思います。NLPや脳の働きに興味があるという人にとっては面白いと思います。
語学書というより、語学をネタにNLPを学ぶ本と考えたほうが適切かもしれませんね。