このメルマガを読んでいるみなさんは、痛いほど実感されていると思いますが、語学学習というのは長丁場です。長い時間をかけて、取り組まなければいけないことです。

 

しかも、基本的に自分1人でやらなければいけませんから孤独です。頑張っているのに誰もそれを知らないという寂しさを感じることもあれば、誰も見ていないので、ついさぼりがちになるということもあると思います。

 

語学学習の場合、重要になってくるのはセルフコントロールです。自分をどれだけ管理出来るかということが大切です。

 

自分で自分を褒めてあげたり、あるいは自分で自分を叱咤したりということが状況に応じて出来れば、孤独な学習も続けられることが出来ますし、それは英語を話せるようになる可能性が高くなることを意味します。

 

自己管理というのは、難しいことなので、そう簡単にやろうと思って出来ることではないかもしれませんが、同時に誰でもある程度は出来ることでもあります。

 

朝眠いけど起きて、準備をして、学校や仕事へ行くというのも立派なセルフコントロールですから、慣れれば誰でもうまくなると思います。

 

私が誰にでも出来る方法としてオススメするのが、アメとムチを使い分けることです。要するに、ご褒美と罰ですね。このテストで目標点数をクリアしたら、1週間休みをあげる、でも目標以下だったら、休みなしで特訓というおなじみのアレです。

 

このこと自体は、みなさん誰でも聞いたことがあるでしょうし、意味も理解されていると思いますので、このコラムでは一つだけ『アメとムチ』の設定方法について、アドバイスしてみます。

 

特に、せっかく、こういったことを決めても、いつの間にかそのこと自体を忘れてしまうという人向けです。

 

それは、期間を短くするということです。慣れている人であれば次(数ヵ月後)のテストの結果の良し悪しでご褒美と罰を設定して、それがヤル気につながるかもしれませんが、慣れていなければそんな先のことなんて、やっぱり忘れてしまうものです。

 

もし、そうであれば、出来るだけ期間を短くすることです。極端に言えば、30分ぐらいでもOKです。30分頑張ったら好きな音楽を聴くとか、好きなマンガを読むなんてほうが案外、ヤル気になります

 

私が以前、実行したのは好きなテレビ番組をわざとビデオに録画して、勉強をこなすたびに観るということでしたが、いいきっかけになりました。勉強する気になりましたし、テレビを観る時間が学習時間に切り替わりましたから、学習時間を確保することにもつながりました。

 

最初は目標を低くして、ちょっと頑張れば達成できるぐらいのものにしておくと、想像以上に頑張れます。でも、これでもやり遂げた!』という満足感は得られます。この満足感を重ねれば、だんだん高度な目標にもヤル気を持続することが出来るようになってきますし、そんなことを続けていれば、英語を勉強せずにはいられなくなるくらいになります。

 

無理に頑張ろうとしても、かえって逆効果ですので、こんな感じで少しずつ改善していくのがベストです。

 

英語は別にしても、セルフコントロールが出来ると、毎日の仕事や生活に役立つので、ぜひ取り組んでみてください。